第三回 創業支援セミナー まとめ

第三回 創業支援セミナー

第三回創業支援セミナーの様子をお伝えします!



今年度最終回、第三回目のテーマは

“場づくり“

人が集まる、関係者を増やしていく。
その為には地道な努力の積み重ねが大切です。
今回は、そんな場作りを実践している先輩方から講義いただきました。

※今回は初のフルリモート開催。
参加者の皆さんにはzoomから視聴して頂きました。

☆講師


・やすらぎゲストハウス&バル

 オーナー 杉森 良美 さん

・snufkiins LLC.

 代表社員 今井 朝美 さん

・宅飲み屋パプリカ&イベントスペース  Chewing Gum

 オーナー 湯浅 リカ さん

☆セミナーレポート

杉森 良美 さん

「家族の形が変わったタイミングで住む場所を探す。」

45歳の頃、自己資金と借入にて購入資金を用意し、
築30数年の一軒家を購入した杉森さん。


元々13年間、日田夏の冒険というアメリカとの国際交流事業を行っていたこともあり、ゲストハウス事業を始めることを決意。
その根底には地域に国際交流を浸透させたいという強い思いがあったそうです。


元々、購入した建物が立派だったこともあり、
寝具、冷暖房等の備品を揃える程度で

2014年ゲストハウス事業及び同じ敷地内で飲食事業を始めることができました。

初年から、知り合いが知り合いを呼びお客さんが来てくださったそうです。

「ウェルカムの心を忘れない」

人種も文化も違うけれど、この人は何をしたら喜ぶだろうということをずっと考えて来たそうです。

行きたい場所があれば連れていくし、お正月にはお雑煮を提供して、しっかり説明も欠かさない。

杉森さんの洗練されたおもてなしの心こそが、

世界中のお客さんからやすらぎさんが愛される理由なのかもしれません。

そんな杉森さんの事業のコツは広告宣伝費を使わないこと。

SNSや宿泊予約サイトを活用することで、広告宣伝費を抑えて事業を展開。

「広告費を抑える」と簡単に聞こえますが、

杉森さんのおもてなしの心が、お客さんへサービスに繋がり、

本当に満足しているからこそ、

ユーザーの評価に反映され、お客さんが人を読んでくれる宿になっていったそう。

三隈川でSUPを広める活動にも積極的に取り組まれていて、

楽しんでやる!ことは、何をするのも大切なことと教えてくださいました。


湯浅 リカ さん

「仲間の協力あってこそ」

お店を作ると決めたけど、当時手持ちに余裕がなかった湯浅さん。

強気の事業計画書を銀行に持っていくも訂正が入り。

借用できる資金も減額に。

当初思い描いていた予算よりも少ない金額で始めることになります。

しかし、湯浅さんは元々バンド活動をしていたこともあり、
仲間のバンドマン達がお店の改装を手伝ってくれたそうです。
これにより、着想から約2ヶ月でお店をオープン。

バーでもスナックでも無いようなお店を作りたいという想いから、
カラオケを設置しない。

このことが他店舗との差別化になり、落ち着いて呑めるお店として

好評を得ているそうです。

「知っていたら始めて無かった」

始めてみたら何とかなるだろうと信じて疑わなかった湯浅さん。
当時、無謀だと言ってくれた方もいたけれど、
そういう方こそ本当に自分のことを想ってくれているんだな。
と感じていたそうです。

また、やりたいことを周りに言っていたら、

不思議と助けてくれる人が増えていったそう。

事業を始める時には、

人に頼ることもとても大切で、

始める前にリスクを考えていたら今のお店は無いし、

えいや!と始めてみることも時には必要だとお話いただきました。

今井 朝美 さん

大分県中津市からお越し頂いた今井さん。
多様な分野にてプロデュースやディレクター業を経験されてきました。

起業のきっかけや、現在行っている事業についてのお話をご講義頂きました。


「沢山の職業を経験」



働きながら夜間の大学・大学院に通い、卒業後25歳で独立。

ロゴデザインやリブランディングを行う。

基本どんな依頼に対しても出来ますと言うことで仕事を獲得。
当時、一番大きかった仕事は、男性ワーカー向けの冊子編集長だったそうです。

その後、ジャズB A R経営、アトリエ兼カフェ経営を経験。
2020年から、長崎県の上五島にある施設を指定管理で受けることに。

このことがきっかけで、現在のキャンプ事業が始まりました。

「フリーランスになってみて」


不安でお金の夢を見る夜もあったそうです。

バイトの掛け持ちや、派遣の仕事を掛け持ちしていたことも。

フリーランスは誰からも責められることは無いけれど、責任を取ってくれる人もいないので、スキル以上のことを求められたら
Googleで学んだり、普段からスキルを持っている仲間を作っておくことで対応ができたそうです。

「休み上手は仕事上手」
誰も休んで下さいと言ってくれないので、

ダメだなと感じた時は、自分で休みをとることが大切だと教えて頂きました。

☆総括

第3回目のテーマは【場づくり】
場づくりとは、その名の通り人が集まる場所を作るということです。

今回は、大分県初のまん延防止等重点措置が発令されたこともあり、

初のフルリモートでの開催となりました。

初めての試みに多少不安もあったのですが、
講師陣の持ち前の明るさもあり、
終始笑顔の絶えない活気に満ちたセミナーとなりました。

話の中で講師3人に共通していたこととして、
起業することに対しての不安を持っていなかったと言うことです。

行動を起こせば結果は自ずと付いて来るだろう。

まさに走りながら考えると言うことを実践されている御三方だと感じました。

参加者の皆さん、講師の方々

ありがとうございました。

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