令和4年度 第1回 創業支援セミナー まとめ

令和4年度 第一回 創業支援セミナー

令和4年度 第一回創業支援セミナーの様子をお伝えします!
昨年好評だった創業支援セミナー。

今年度は交流時間を30分から60分に増やし、講師陣や参加者同士の繋がりづくりの時間を長めに確保しました。

☆講師と演題
・Kims Kitchen Car
 代表 金 明俊さん

「キッチンカーから始める仕事作り」

・anaikim
 代表 穴井 優さん

「商品をどうやって売るか」

☆参加人数

13名

☆セミナーレポート

金 明俊 さん

「キッチンカーから始める仕事作り。」

東京へ留学を機に日本へ住居を移して7年目だというキムさん。

現在は本場韓国の味を気軽に楽しんで欲しいと

日田市内を拠点にキッチンカーの運営、
韓国料理の店舗経営を行っています。
今回の創業支援セミナーでは

キッチンカーの創業に関心を持っている参加者も多く、

キッチンカーと実店舗それぞれの

メリットデメリットを教えていただきました。


奥様の出身が日田市だったことから、

日田へ住所を移したキムさん。

最初は観光協会で仕事を始めたそうです。

いずれは韓国料理のお店をしたいという目標があり、

そのためには自分の認知度を高めていく必要があると思ったとのこと。

認知度を上げるために先ずは知り合いを沢山作ろうと、

韓国語教室の講師を始めたり、

近所の方に声をかけたり、

韓国料理の出店を始めたり。

沢山の方と出会うきっかけ作りを行いました。

キッチンカーを始める頃には沢山の知り合いが出来ていて、

激励の言葉を沢山頂いたそうです。

キッチンカーでの営業が忙しくなっていく中で、

広い仕込み場が欲しいと考えるようになったキムさんは、

思い切って仕込み場を店舗にしようと思いつきました。
店舗には居抜き物件を活用し、特徴を出すために

韓国から雑貨やインテリアを取り寄せました。
店舗では韓国のお客さんと日本のお客さんが、

交流できる場所にしたいとキムさん。

観光協会や韓国語教室などの業務を持ちながらの創業準備は、

体力的にかなり負担が大きいようにも感じましたが、

固定収入を得ながら準備をすることでじっくり時間をかけることが出来たと学ぶ事ができました。

また、キムさんの話の中には実際に初期費用としてかかった細かい金額や、
毎月の固定費など具体的な数字の話が出ていて、
参加者の方からイメージが掴みやすかったとの声が多く聞かれました。

☆質問

  • Q. キッチンカーのメリットデメリットを教えて下さい。
    A.お客さんのいる場所に移動できること、維持費がかからない、
     創業しやすいということがメリット。
     仕込み場が無いと大変、調理に限界があるということがデメリット。

  • Q. 店舗のお休みはどうやって決めましたか?
  • キッチンカーの出店がある日はお休みです。
    定休日については、Googleを使って日田市内の飲食店の定休日を調べて

他の店舗が休んでいる曜日を定休日としました。
調べること大切だと思います!

穴井 優さん

昨年に引き続き2度目の講義では、

販促とデザインの関係について実際にあった事例を
交えながら紹介して頂けました。

・温泉街のたまごサンド

1つ500円で販売されていたたまごサンドを

750円で売れるようにしました。

このたまごサンドを購入するお客さんの需要を考えると、

自分用とお土産用に買っていることに気がつきました。
お土産に渡したら喜ばれるデザインをと考えてパッケージを刷新しました。

それ以降、お土産用に購入するお客様も増えたようです。

この事例では、デザインだけで無く売り方の提案まで行った穴井さん。

お客様が求めている本質的な課題まで考える大切さを学びました。

・老舗和菓子屋さんのパッケージデザイン

ネット上で販売できるように力を貸して欲しいとご依頼。

先ずロゴをデザイン。
同じロゴを使用して商品数を増やそうと計画。

味違いの商品については同様のデザインで統一。

結果的に、一人のお客様の購入数が増えた。

似たデザインのものは一緒に購入しやすくなるのだそう。

物が良ければ売れるというのは大前提だけれど、

デザインでさらに付加価値をつけることが出来ると

実例を交えた講義はとても分かりやすく、
商品をどのように届けるのか?という視点で話してくださり、

デザインで創業しようとしている人だけで無く、サービス提供者としてどう考えるか、

参加者それぞれが見直すきっかけとなった。

☆質問

  • Q. デザインを行うに当たって大切にしていることはありますか?
    A.ヒアリングの時間を大切にしています。またお客様からの提案については
    一度疑問を持つように決めていて、自分なりに再考するようにしています。

☆総括

令和4年度第1回目の創業支援セミナーでは、

意見交換会の時間を例年より長めに取るように企画しました。

実際に一歩を踏み出し、自らの足で歩を進めるお二方を見て

勇気をもらった方も多かったのでは無いでしょうか。

仕事のことからプライベートなことまで様々な意見が飛び交い、

親睦が深まると共に強固なネットワークが作られていく期待感を感じました。

また、今回の経験・反省を活かして次回以降のセミナーもより良い企画に出来るよう
進行していこうと思います。

参加者の皆様、ご協力頂いた皆様ありがとうございました。

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